今回の記事では
- ゲーム業界で働きたいけど徹夜で仕事をしているイメージで体力が続くか不安
- 給料が低いと生活ができるか不安
このような疑問を解決します。
私、でるぴんはゲーム業界で働き初めて10年以上になるゲームプランナー(ディレクター)です。月商1億円のモバイルゲームの運用経験があり、現場で色々と学んできました。しかし最初は私もこのような疑問を持っていましたので同じ悩みがある人に届いたらと思います。
今回の記事では実際に10年以上働いてみての生の声を掲載しています。その上で、まず言えることは、ゲーム業界の仕事は他の仕事に比べてとても大変というわけではなく、給料もきちんとした会社を選べば高給取りとなることが可能ということです。
残業続きで薄給?ゲーム業界の仕事とお金の話
年収は成人男性の平均年収レベル
さて、まずは気になる年収の話をしましょう!
結論としては世間の平均年収とさほど変わらない400万円台といった形です。
ゲーム業界の平均年収は?ゲーム業界の説明から企業別平均年収ランキングまで紹介 | 人材派遣・人材紹介のマンパワーグループ
世間の平均年収は30代が437万円、40代が502万円ということなので、大体平均と言って良いでしょう。まだゲーム業界は若い業界なのでコア層は30代・40代です。
ちなみに、私は36歳ですが500万円代後半の給料を頂いています。
【年代別・年齢別】平均年収ランキング 最新版 |転職ならdoda(デューダ)
なので、圧倒的に低い!ということにはなりにくいと言えると思います。娯楽産業なので、生活に必須の業界に比べたら年収が下がってしまうのは仕方のないことです。
とはいえ、普通に生活する分には問題ないレベルの金額はもらえます。ただ、毎年上がるもろもろの税金のせいで手取りがなかなか増えなくて泣きそうなんですが・・・。
ゲームの仕事は運用が基本
ゲームの仕事は現在【ゲームの運用関係】の仕事が多いように思います。
ゲームを作っていると聞くと、新作ゲームをじゃんじゃん作っているイメージをする方が多いと思いますが、モバイルゲームの売上のメインはゲーム運用によるものです。
基本料金は無料で、多くのユーザに遊んでもらいながら、一部の方々のありがたい課金によって売上は成り立っています。
なぜ、ゲームの運用がメインなのか?というとリスクが少ないからです。新規ゲームは当たるものと当たらないものがはっきりと分かれますが、すでにリリースして多くのユーザを獲得できれば、その方たちにイベントにより楽しんで課金していただいたほうが安定した利益が出ます。
特に昨今は新規ゲームを当てることがかなり難しくなっていますし、広告費も高くなっています。とはいえ、ある程度運営をすると限界もやってくる可能性があるので、運用コストに見合わなくなればそのゲームは終了となってしまいます。しょうがないですよね、利益が出ないんですから。
ということで、ゲームの運用が基本ですが、新しいゲームを作らないというわけではないのです。会社に寄っては他社からゲームを譲り受けて利益を伸ばす運営専門の会社なども存在します。
ゲーム運用が中心なので残業は減った
次は残業について。
繰り返しとなりますが、昨今のゲームはゲーム運用が中心です。
ゲーム運用は長期に渡るので、ある程度の安定した生活が必要になってきます。実際、忙しいときは残業もすることがありますが、9時半から働き始めて、18時半までの定時退社なんかも不可能ではありませんし、実際に私は基本定時退社しています。
ゲーム運用は作ったからハイ終わり!とはならないので継続的な開発が必要となりますからなんですよね。
さらに、残業なども国からの指導により厳しくなったので、一昔前や漫画やアニメにあるようなゲーム制作環境の会社は少なくなってきていると思います。
なので、今のゲームの仕事は他の仕事と同じと思っていいと思います。忙しいときは忙しい、帰れるときはさっさと帰る。そんな感じです。
新規ゲームについても書いておきますと今のゲームはリリース後のバージョンアップが可能なので、昔のゲームほど現場は切羽詰まってはいないと考えられます。とはいえ、リリース目標などはあるので利益を少しでも早く出すために忙しくはありますが。
ということで、そこまで残業だらけということはありません。
好きなことを仕事にしたい!けど、残業や給料が不安。。。そんな風に思っていた人にとっては良い話が聞けたのではないでしょうか。
最後に
今回は
- ゲーム業界で働きたいけど徹夜で仕事をしているイメージで体力が続くか不安
- 給料が低いと生活ができるか不安
という疑問に関して、現役ゲーム開発者の立場から答えさせていただきました。
結論として
- 年収は並ぐらいで生活には困らない
- 残業は少なくなってきている(アニメ・漫画で描かれているような環境は少ない)
という感じです。
ゲーム業界は結構、他業種の方々が転職されてくるので、もし全然関係ない職種なんだけどどうしよう?みたいに思っている方でも積極的に応募してみてくださいね!
ゲーム業界をもっと知りたい人は下記の本がおすすめです!